作:雨宮澪
コーヒー 「不思議だよね」唐突に咲希が言った、何時も歩いているぼこぼこの砂利道を2人で石けりしながら進む、くるくると石を足でコントロールしながら咲希は5m先の看板にぶつけた。「マイノリティ、っているじゃん。私が1番嫌ってたマイノリティ。普通…
あたしはアイドルの類があまり好きではない。生まれ持った顔ガチャ親ガチャで勝ってそういう職業につけたのだから。世間一般も「かっこいい」と気持ち悪いほどに囲って中身を見ようとありゃしない。気色悪い。 「有咲〜〜ノート写させて」 「またぁ?」 「今…